いかがでしたでしょうか?
「いかがでしたでしょうか?」
このフレーズ、急に見かけることが多くなった気がする。CSSやJavaScriptの解説サイトを探すことが多いからだろうか。
原因は分かっている。アフィリエイトサイトによる製品紹介記事か、もしくはブログ参照数を上げようとしているサイトの記事だ。
いや、別に「いかがでしたでしょうか?」という言葉自体には何の問題もない。作成された記事について、どういう感想を持たれたでしょうかという内容なんだから。
しかしその肝心の記事が……。世の中にはすごい記事もあって、
「この〇〇社の新製品!すごいですねスペックも前の機種より上がっています。私は別メーカーのものしか持っていませんが興味がありますね。この新製品、買いだと思います! いかがでしたでしょうか?これからも新製品や使いやすいものを云々……」
いかがでしたでしょうかって。なんとも思いようがない記事でしかない。
製品レビューですらない。メーカー発表スペックを読み上げて自分の感想言っただけの内容について「いかがか」と聞くのか。
CSS解説サイトでいくつか見かけたものは
「最近は〇〇デザインが流行です。こちらのサイトではこんな装飾を紹介しています。こちらのサイトではこんな装飾を紹介しています。こちらのサイトではこんな装飾を紹介しています。 いかがでしたでしょうか?技術トレンドは刻一刻と……」
いかがでしたでしょうか。……いや、こんな記事をあげた上に読み手に「いかがか」と聞く行為がいかがかと思うよ。
様々なサイトの良い記事の紹介記事が悪いなんて全く考えてはいないけど、それでもあまりにも内容が無さすぎたり。せめて紹介した記事の内容について補足するなり解析するなり発展させるなり自分の考えを書いてみるなりしてもいいものだと思うが……。
この文言自体、記事内容からまとめへと移行するためのテンプレート文字列なのだろうとは思うものの、もう少しなんとかならないか?と思うことが何度かあった。
この、まとめへ移行するための文言が「読み手に対する問いかけ」だから余計に引っかかるんだろうな。読み手としては。