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ホワイトデーのチョコレート売り場に幻滅した

カートが終わった後、節々が痛みを訴える体をひきずってホワイトデーのチョコレートを買いに行ってきた。
とりあえず難波高島屋に行けば何かあるだろうと行ってみる。うむ、すごい人だ。中には女性が自分で食べるためだろうか?おいしそうなものを物色している人も見受けられた。

自分も探してみる。とりあえず1周は様子見で。
大量に群がる人の波を掻き分け進んでいく。なんだか体が重くなったかのように前に進まないが、少しでも良さそうなものを探してサンプル品を見ながら奥へ奥へ。

ぐる――――っと1周してきた。が、結局ろくな物が無かった。

様々な店が入っており、それぞれ店の装飾も少しずつ違っている。自社の特徴を出そうと必死なんだと思う。
しかしそこに並んでいるチョコレートはみんな一様に、格子状に区切られたケースに丸や四角の少し高価に見えるチョコを入れたものばかりだ。
別の店に行けばもっと他のものがあるのかと思って先に進んでもそこに並んでいるのは前の店で見たものと同じ。多少柄は違うが、表面の模様を替えただけにすぎない。

ひょっとして全部同じ工場で生産しているものを名前とパッケージだけ変えて販売してるんちゃうんか?と思ってしまう。
まあコスト削減や転用可能なようにそうなっているのかもしれないけど、これじゃあわざわざ高島屋まで来て買う必要もないし、正直こんなものには飽きてるんだってば。
しかしどれだけ探せど同じものしかない。そしてタイムリミットは刻々と迫ってくる。なんていうか―――とても『店に買わされてる』感を感じてしまう。こちらはもっと違うものを望んでいるのに、全てその格子状チョコしか販売しないことによって最終的にそれを買わざるをえない。そしてそれが売れるからきっと来年も同じものを販売するんだろう。

3周も4周も売り場をぐるぐる回っていて、回れば回るほど虚しくなってくる。なんで他の人達はこんなものを楽しそうに選べるんだろうか。どれを買ったって同じだと思うけど。

仕方なく同じような物ばかりの中でもマシに見えるものを選択する。チョコが動物の形をしたものやおせちのように3段に重なったチョコなど。しかし結局それらも格子状に並べられたものだ。


あまりにも同じものしか置いていない売り場に嫌気が差し、和菓子コーナーに逃げ込んでみた。母親用は甘ったるい洋菓子よりこちらの方が良いと思ったからだ。

しかしあれだな、和菓子には華がないな。パッケージ物は箱いっぱいに同じ種類の饅頭が入れられていたり、3種類くらい入っているものがあっても全部ゴマときな粉で茶色と黄色とか……。

しかしいくつかは入学シーズンに合わせて桜をモチーフにしたものも売られていた。見た目も凝っていてこれは!と思うが……残念ながら売り切れ。やっぱりみんな考えることは同じなのか。
それでも諦めずに探していると、大きめの煎餅に芸術的な絵を描いたものが数枚入っているだけという謎の物を発見した。これを妹に渡してやろうかと思ったが残念ながら既にチョコを買ってしまった後だった。無念。

なんだかんだで母親用には和菓子でそれなりのものを発見することができた。…が少々高め。他の1.5〜2倍程度してしまうので自分も食べるということにしてそれを購入。
桜の饅頭やさくらんぼが入ったゼリー、苺の餡の入ったゼリーなんかがセットになったもの。見た目もまあまあ。


しかし本当にあのチョコレート売り場の状況はなんとかならないものか。で、いい加減消費者に飽きられてしまってもニュースなんかで「最近消費者のチョコ離れが進んで…」とか言い出しかねないしな。どこの店も同じ商品ばっかり毎年毎年作ってたらそりゃあ飽きられると思うが。

他の人達はどう考えているんだろう。どうせ自分が食べるわけじゃないんだから適当に購入できればそれでいいんだろうか。