これが嫌で一人暮らしをしていたのに・・・

GWといえば、そろそろ田植えの時期。そして田植えを行うにはまず苗が必要だ。その苗を作る為の苗代という作業が本日行われた。
そう、私が最も嫌う「農作業」だ。

これが嫌で嫌で実家をでて一人暮らしをしていたのに、帰ってきて一週間も経たない内からもう農作業ですよ？物凄い打ちひしがれる・・・。
モミ落としは終わっていたみたいで、それをやらなくても良かっただけマシなのだろうか。籾落としは終了後に籾殻で体中痒くなったりして大変なのだ。脱穀よりはマシだけど・・・。

そんな感じで苗代を作る。やる気なし。
一応長靴を履いて水田に入るが、地面がぬかるんでいて水面が長靴より上まで来るために長靴がバケツの役割を果たす。意味が無い、というよりもむしろ邪魔。
それでも裸足で入るとガラス片で足に深い傷を負ったりして非常に危険なので我慢して長靴を履きつづける。がぐじゅぐじゅで気持ち悪い。もう蒸れるとかいうレベルの問題ではない。長靴の中が水溜りなんだから。
そういえば昔は足袋でやっていたなあと思い出す。長靴よりも軽いし抜けないし動きやすいし、結局濡れるならあれが一番良いのかなあ？見た目はサイアクだけどね・・・なんか「長年農作業やってます！」って感じ。実際そうなんだけど。

などということを考えながら作業を続ける。
そういえば田んぼに水を入れると虫が上がってくるからなのか、ツバメが来たり去ったりを繰り返している。今水を入れ始めたばかりなのに何故虫が出てきたのがわかるんだろう・・・とか思いながら土に水が染み込むのを待つ。

ようやく籾落としをした板(?)を置ける準備が整ったらきれいに並べていく。
しかし後ろからの注意がうるさい。

　　「そうじゃない、もっと真ん中に寄せて！」

　　「違う違うそんなに隣と近づけたらアカン！」

　　「それは寄せすぎ！もっと端っこを使え！」

一体何がそんなに不満なのか。最初に言ってることと最後に言ってることは矛盾してるし。
あまりにも鬱陶しいので並べるのは全て親に任せて、自分は板の運び役に徹することにした。

なんだかんだで作業終了が20時近くになってしまった。
農業も普通に儲かるならやってもいいんだけどなあ。仮に豊作になっても他所も同じく豊作だろうから物の価値が下がって作業量に見合うだけのお金が入ってこなかったりするし。最悪、農薬を使うのも勿体無いくらいとかになりかねない。
かといって今やっている仕事もずっとやっていけるとは限らないからなあ。あー結構問題かもなあ。